The Story
人が声を、言葉を出す瞬間を、停止ボタンを押してぴたり!と止めて見ることができたらなあ、といつも思っている。
止めて見たいのは、横顔の時。
向かう方向を見ている姿が好きだからだ。
向かう方向に、言葉を出す。その角度や温度感が好きなのだ。
しかし、自分が人と話す時はお互いに向き合っているので、正面の顔と対峙することになる。そしてその顔は、向き合った私にやや気を使い、私の心や様子を読もうとする。
その時に私に向かって出される言葉もちょっとフィルターがかかってしまう。
本当はもっと自由でいいのにね。
その言葉は、見えている人に届けたいですか。
それとも、そのもっと向こうにいる誰かに届けたいですか。
伝えたい声の行方を可視化する、粘土アートの舞台裏
粘土で横顔を作ろうとしたら、なんだか絵本に出てくる精霊のようになった。
精霊は、楕円形の世界に入れておきたい。
楕円という丸でもない、四角でもない、物語をそっと包み込んでくれるような優しい器の中に。
オーバルの厚紙に一体化させたら、やはりこの横顔の声のことを書いておきたくなりました。
Visual Story Details
Subject:緑色の背景に、白いラテン語風のカリグラフィーと、粘土で作られた 精霊のような横顔のレリーフを配置した、声の自由をテーマにしたナラティブアート。
Mood:他人の目を気にしてしまう気疲れと、静かな内省。謎めいていながら、 どこか温かい。
Theme:正面から向き合うことで生まれる気遣いと、横顔が持つ自由さの対比。 本当の言葉は、誰に、どこまで届けたいのか、という問い。
Artist:Kazue Shima(Visual Story Artist)







